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メディアの「情報信頼性評価基準」を考える

三神万里子 氏

 

メディアが「知の提供」を受けるには信頼性担保が必要

 

運営者 責任範囲を明確にするとか、信頼性を担保するとは具体的にはどういうことなんですか。

三神 例えば、発言したことが、記者が地の文に織り込んで書いてしまうことで、あたかも記者の知識であるかのように見えてしまうことがありますね。聞いた話をそのまま記事に書いているんですが、それが記者の分析のように書かれ、その記者の名前でクレジットが入れられてしまうケース。
 独立したインタビュー記事で、Q&Aの形式か、或いは完全に主張のみで構成されている場合は、書き手はあくまで「構成」役ですから、内容の品質を担保するのは「発言者」の責任になる。だから事前の全面的なゲラチェックは可能だ、というのはある程度業界内での共通認識だと思います。ところが記事中のコメント扱いですと「自分が話した言葉として鍵括弧に入る部分は事前にチェックさせてください」といっても、地の文に関しては見せてもらえないわけです。地の文に書かれていることが書き手の知識・経験・取材によるものならこれでいいのですが、取材された人の経験や費用負担で集めてきた情報であるにもかかわらず、記者のクレジットにすりかえられているケースがあり、その部分については品質チェックがなされないまま公開される、ということになります。
 しかも、鍵括弧で発言者の言葉として紹介されていることは、記者があらかじめ記事の方向性を考えているためにその方向に曲げられることがある。その発言部分が前後の文脈とあわせてチェックできるかというと、「表現の自由」「編集権」を理由に全面的に拒否されたり、電話での口頭で「こんな感じですが」という形での確認になったりします。
 もちろん、広告ではありませんから編集権はあります。表現の自由もあります。ただし、コメントの扱いに対する慎重な責任区分やケース分けはもう少し細分化するほうが誠実ではないかと。

運営者 それは新聞なんかでよくありがちなことですね。

三神 私の知る範囲では、新聞を含む活字の場合、取材される側から見ると、情報を構成する知の帰属がどうなるのか、非常にわかりづらい構造になっているんですね。
 典型例は、記者に知や情報を渡す際に、どのレベルまでその記者が関わっていると想定すればいいのか、という点です。
 特定の記事や企画前の段階にあたる「レクチャー依頼」や「予備取材」なのか、特定の記事に繋がる「取材協力」や「取材」なのか。

 さらにこの、「取材」の中には記者が品質担保に関わるレベルによって種類がおおまかに五つあります。
 第一が発言者の独話型で記事全体が構成される実質的な「口述筆記」タイプで、これは新聞でも取材対象者に謝礼が支払われるケースがあります。
 第二が、記事の全体執筆は編集部の特定個人が行い、記者が実質的には「リサーチャー」「データマン」扱いになるタイプで、これは週刊誌などに見られますが、媒体によっては取材対象者にやはり謝礼が支払われる。
 第三が「取材班」として執筆の分業体制が敷かれる場合。
 第四が単著でも編集側が論調の中身にも手を入れる非署名の一般記事の場合で、取材先の取捨選択を書き手ではない人がやる余地があります。
 第五が、基本的に論調の中身に手を入れられない署名記事ですが、これも二パターンあって、企画が編集部の場合は取材先の取捨選択は編集部、企画も書き手がやる場合はすべて書き手がコントロールをする。
 なぜこんな分類をするかといいますと、知の提供側としては、何かあった場合にどこまで追跡可能なのか知りたいという欲求があると同時に、どの程度責任を負える書き手なのか把握したいんですね。

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